2013年5月23日木曜日

法隆寺地域の仏教建築物

奈良県にある「法隆寺地域の仏教建築物」は、
1993年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

この「法隆寺地域」というのは、
具体的には奈良県生駒郡斑鳩町を指しており、
その仏教建築物は、聖徳太子と深い関係があります。

中国の六朝時代の建築の影響を受けており、
法隆寺の西院伽藍は世界最古の木造建築物といわれています。

明治時代の初期には、仏教寺院や仏像などを廃毀して、
仏教に対して弾圧を加えた「廃仏毀釈」により、
法隆寺をはじめとするこれらの寺院も打撃を受けました。

しかし第二次世界大戦後、
文化財保護法により国宝ならびに重要文化財に指定され、
そして、世界遺産として登録されることになったのです。