2010年2月25日木曜日

世界遺産の登録は

世界遺産に登録されるまでの流れとしては、
まず、登録を求める地域の政府の担当機関が候補地を推薦し、
暫定リストを提出することからはじまります。

この暫定リストは、世界遺産の登録前に、
各国がユネスコ世界遺産センターに提出するリストです。
暫定リストへの掲載に当たって、
世界遺産委員会は、次の点を求めています。
1.その遺産の「顕著で普遍的な価値」の厳格な吟味。
2.保全活動の適正な実地。

提出された暫定リストから、
ユネスコ世界遺産センターが評価を依頼します。
文化遺産候補については、国際記念物遺跡会議が現地調査をし、
自然遺産候補については、国際自然保護連合が現地調査をします。

この調査結果をもとにユネスコ世界遺産センターが判定して、
世界遺産委員会で最終的な審議が行われ、
認められれば晴れて正式登録ということになります。